野生のスナメリ観察&ジオサイト見学

今年で151年目となる犬吠埼灯台のすぐ下の海岸には、東映の映画の最初に出てくる波と岩の風景がある。
約1億2000万年前の地面に触れています。ここにはゴカイの糞の化石、スナモグリの巣の化石がありました。
約300万年前の地層が隆起して20キロも縞模様の崖が続きます。大きな穴は海水の浸食でできたもの。
うねりが入っていた為、船は大きく動揺。そんな中、呼吸をするために海面に上がってくるスナメリを探すのだ!

千葉県銚子は1億年以上前の地層が地表に現れている場所が多い「ジオパーク」です。犬吠埼灯台のすぐ下には1億2000万年前の地層が海岸に出ていて化石に触れる事もできます。また、屏風ヶ浦は壮大な縞模様の地層の壁が延々と20キロも続いています。ここは大地が隆起して300万年前の地層を見ることができます。恐竜がいた時代の地層であることがなかなか想像できない子もいましたが、広大な風景と計り知れない自然の力に驚いていました。また、黒潮と親潮がぶつかるうえ利根川の水が流れ込んでいる銚子は、魚が多く有数の漁場となっています。その魚を狙って、背びれのないイルカのスナメリが沢山棲んでいるということで、ウオッチ船に乗船し、いざ出航!うねりが大きく、船は大きく揺れ水しぶきをあげて沖へ進んでいきます。海鳥が沢山飛んでいる下には魚がいて、その魚を狙ってスナメリもいるとのことで、船長がスナメリのいそうな所へ船を走らせます。「いた!」と運よくスナメリの姿を見た子もいれば、見逃してしまった子もいました。水族館と違って、必ず遭遇できるとは限らないスナメリウオッチング。ここでも自然相手であることを実感しました。

竹箸作りと流しそうめん

「竹ってつるつるしている!」「中は空洞なんだね」など、発見がいっぱい。
自分のお箸を作成中。ナイフを使うのも初めての子がいました。
流しそうめんが始まりました。 真剣そのもの!
午後は、竹の遊具でたっぷり遊びました。

切り出した竹を材料にして、自分のお箸を作りそのお箸で流しそうめんを食べました。普段、竹に触れることの少ない子ども達は興味津々。竹の特徴を知ることができました。その後は、自分のお箸を作る作業です。ナイフで削って自分好みのお箸を作るあげたら、お昼ご飯の「流しそうめん」そうめんが流れてくる「とい」も、もちろん竹でできています。そうめんの争奪戦!みんな真剣そのもの!お腹がいっぱいになったその後は、竹を使った遊具で遊びました。弓矢、竹馬、竹ポックリなどなど。日本の暮らしの中には、竹がたくさん使われています。例えば「耳かき」「ざる」など。古来から日本の生活に密着している「竹」について考えてみました。

落花生&さつまいもの収穫体験

まずは、さつまいもを掘ってみました。大きなおいもがどんどん出てきます!
落花生は力いっぱい株を引っ張って収穫します。大きな粒がたくさんついていました。
収穫したての落花生を茹で、さつまいもは蒸しています。薪くべ体験もしました。

秋の収穫体験として、かれこれ20年以上落花生ほりを行っています。一昨年からさつまいもの収穫体験も加わりました。日常生活で土に触れる体験の少ない子どもたち。あえて軍手はしないで土に触れておいもを掘り、落花生の株を引き、1粒1粒、実を外していきます。中には途中で「手を洗いたい」という子もいましたが、ここは我慢! いつも農家の方は一生懸命に作物を育ててくれている事をほんの少し知ることができたのではないかと。収穫をした落花生とさつまいもはおやつに美味しくいただきました。今ではほとんど見る事のない「羽釜」で調理をしたので、子ども達は「薪くべ体験」もすることができました。